
京都精華大学が運営する京都国際マンガミュージアムでは、日本映画黄金期に活躍した女性映画人?和田夏十をモデルにしたマンガ作品『夏のモノクローム』(リイド社)の作者?永美太郎氏と、映画史研究者の鷲谷 花氏をお招きするトークイベント「夏とモノクローム ~日本映画黄金期の女性映画人~」を開催します。
戦後80年に当たる今年。日本は戦争によって都市が破壊され、国土は荒廃しました。映画業界はそうした戦後の荒廃からいち早く立ち上がり、復興の流れに乗って1950年代に黄金期を迎えます。草創期には圧倒的に男性中心だった映画業界ですが、戦後は和田夏十のほか、水木洋子、田中澄江といった女性脚本家が活躍し、田中絹代が女性映画監督のはしりとなるなど、女性の進出も進みました。それには敗戦と戦後の民主主義が大きく影響しているのです。
トークイベントでは、永美太郎氏と鷲谷 花氏が登壇し、戦後に道を切り開いた女性映画人の群像を読み解きながら、1950年代の日本の映画業界についてお話いただきます。
永美太郎氏には、マンガ『夏のモノクローム』の制作の裏話も語っていただく予定です。イベント終了後には、京都国際マンガミュージアムのショップにて書籍を購入された方を対象としたサイン会を実施いたします。ぜひお越しください。
当イベントの関連企画として、8月9日(土)から8月26日(火)の期間、マンガ『夏のモノクローム』の肉筆原画を約20点展示するミニ原画展が開催されます。永美太郎氏が薄墨で描く美しい光と影を、ぜひ間近でご覧ください。
終戦80周年記念トークイベント
「夏とモノクローム ~日本映画黄金期の女性映画人~」
日程:2025年8月9日(土)
時間:14:00~16:00
登壇者:永美太郎(マンガ家)
鷲谷花(映画史?映像文化史研究者)
場所:京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー6
〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
申込:事前のお申し込みが必要です。公式サイト「参加方法」よりお申し込みください。
定員:30名(先着順)
参加方法:当日の10時より館内にて整理券を配布します
料金: 無料(ミュージアムへの入場料は別途必要 ※在学生は入場料無料)
主催:京都国際マンガミュージアム、トーチ編集部
登壇者プロフィール
永美太郎(ながみ?たろう)
マンガ家、1984年兵庫生まれ。
京都造形芸術大学映像舞台芸術学科を卒業後、山田参助氏のアシスタントを経て、2017年にトーチwebにて「エコール?ド?プラトーン」を連載。2023年に「夏のモノクローム」の第一部を連載、現在第二部を執筆中。既刊に「エコール?ド?プラトーン」(リイド社、2019年)、「夏のモノクローム」(リイド社、2024年)がある。
鷲谷花(わしたに?はな)
映画史?映像文化史研究者、1974年東京生まれ。
大阪国際児童文学振興財団特別専門員。映画史の研究の傍ら、幻燈の上映活動なども行っている。著作に「姫とホモソーシャル 半信半疑のフェミニズム映画批評」(青土社、2022年)。翻訳ジル?ルポール著「ワンダーウーマンの秘密の歴史」(青土社、2019年)。共編著「淡島千景:女優というプリズム」(青弓社、2009年)などがある。
関連企画
「夏のモノクローム」ミニ原画展

会期:2025年8月9日(土)~8月26日(火)
時間:10:00~17:00
場所:京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー6
(トークイベントと同会場)
料金: 無料(ミュージアムへの入場料は別途必要 ※在学生は入場料無料)
主催:京都国際マンガミュージアム、トーチ編集部
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp
※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。